SM生活
僕が行方不明になって3カ月が過ぎた。
一人暮らしだったこともあり、捜索願は出されたものの忘れ去られようとしていた。
剃毛された全身の毛も陰毛以外は許され、髪の毛も元のようになった。
それまで常にイヌと呼ばれてたが、ケンと音読みにし、人間のように呼んでもらえるようになった。
そして、女王様が調教の仕事がある時は、服を着せていただき助手としてついて行くことも多くなった。
ただ、サングラスをかけているので、僕が誰なのか分かる人はいなかった。
女王様が秘密クラブのショーに出演される時は、僕がマゾ奴隷として相手を務める。
彩女王様のショーは本格的な調教が見られるので人気があり、いつも盛況だった。
鞭を打つ場合でも、緊縛でも相手との呼吸が合っていないと大怪我のもとになる。
相手をする僕と女王様は気持が通じているので、演技でない本物の調教が披露されるのだ。
お客の中には「あんな若い奴隷が私も欲しい。譲ってほしい」と言う人もいたが、
女王様は決して僕を手放さなかった。
どんなプレーにも即座に対応できるM奴隷として、僕は人に知られるようになるが、
僕が相手を出来るのは女王様一人で、他の人にはできない。
身体の隅々まで女王様の血が流れているように、気持ちが入り込んでいるので、
言葉がなくても目を見ただけで全てが分かるようになっていた。